オプスロック(メカニカルチャック)

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高性能品質を追求するスーパーメカニカルチャック

オプスロック   オプスロックは、エアカプセル及びハイロックで培ったウレタン成形技術の進化により、高い芯出し精度を保証するメカニカル機構を採用。
さらに摺動部の完全密封により高品質なニーズへの対応を可能にしました。巻取コアとの接触部にウレタン素材を採用することにより、各種コア材質での使用が可能となり、『高性能品質』を追求します。
オプスロックは、空気圧で作動するAシリーズと巻取装置の側圧で作動するSシリーズの2タイプを用意し多様な現場ニーズにお応えします。

製品特長

エア式オプスロック [Aシリーズ]

 

側圧式オプスロック [Sシリーズ]

エア式オプスロック [Aシリーズ]

メカニカル機構の採用によるチャッキング精度向上

オプスロックのチャッキング精度は、無負荷状態において振れ最大値 0.06mm(実測値)を実現。
(右図)

【測定条件】
測定用コアには、鋼管の内外径同時仕上加工品を使用。

オプスロックを旋盤に取り付け、振れを0.05mm以下にし、 オプセルを研磨。
測定用コアをはめ込み(この時点を0として) 空気圧を加圧しチャック。この状態での振れを測定した結果です。
●オプセル外径:φ150
●測定用コア内径:φ151
●DBIO(コア内外径差):1mm。
  静的チャッキング精度

原反重量の影響を受けにくい機構を採用

エアー供給前/エアー供給後

メカニカル部のカジリを防止したユニーク設計

メカニカル機構のピストン部に双方作動機構を採用。この独創的な機構により、 メカニカルチャックで発生するカジリによるトラブルを解消します。

高伝達トルクを実現し、各種コア材質にも対応

ウレタン素材で構成されたオプセルがコア内面と広い面積で圧着することにより、高伝達トルクを実現。
また、超耐摩耗性ウレタンを採用することにより金属コアやプラスチックコアとの相性も良く、 スリップや粉塵の発生を抑えることが可能です。
グラフ2は静的トルク特性を測定したもので、供給空気圧に比例しています。

省スペースでの装置設計が可能

ハイロックとサイズを合わせた省スペース設計により、装置のコンパクト設計を可能とします。
また、超耐摩耗性ウレタンを採用することにより金属コアやプラスチックコアとの相性も良く、 スリップや粉塵の発生を抑えることが可能です。
グラフ2は静的トルク特性を測定したもので、供給空気圧に比例しています。

供給圧力によるトルク特性

オプスロックの主な基本仕様

サイズ項目 外径 取付内径 対応コア内径 許容トルク 巻出時耐荷重 基本拡縮量
(mm) (mm) (mm) (N・m) (kgf) (mm)
3in φ75 φ70 φ76〜φ78 70 400 4
6in φ149 φ70 φ150〜φ154 200 400 6

※1 耐荷重とは、オプスロック1個に加えられる最大荷重を示しております。
  積載可能原反重量は「耐荷重×2」となります。

  耐荷重は、巻出時であり、巻取時の状態ではありません。巻取の場合は、増加傾向となります。

※2 許容トルク・耐荷重は、供給圧力0.5MPaの場合です。

※3 基本拡縮量は、外径寸法の変化量を示します。
※4 上記以外のサイズも製作可能です。まずはお気軽にお問合せください。

 

側圧式オプスロック [Sシリーズ]

エアが不要のため、従来型装置への入れ替えが容易

従来のテーパーコーンやメカニカルチャックの取り合いに合わせ設計対応することにより、 即座に従来品との入れ替えが可能。
また、メカチャックなどでエア供給していたものからの変更によりエア供給が不要となるため、 コストダウンが可能となります。

コア側面にかかる負担を軽減し、摩擦による粉塵発生を抑制

従来型のテーパーコーンタイプはコア側面の接触部が線接触になるため巻取コアの変形やスリップによる 紙粉等の粉塵が発生するなどの問題がありました。
Sシリーズは、コア側面に面接触することによりオプセルを拡張させ巻取コアをチャッキングする構造なため、 巻取コアの損傷を抑えることが出来ます。また、コア内面全周にオプセルが面接触するため、発塵を抑えることが可能です。

側圧前/側圧後

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