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2016/02/26

製品ブログ~エアーシャフト編~

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ハイメックスブログ

 

こんばんは!広報担当の本間です。

前回、当社の「カプセルチャック」が
どこで使われているのかを書かせて頂きました。

(前回の記事はこちら

前回、軸利用タイプとシャフトレスタイプとして説明しましたが、
エアシャフト・コアチャックを当てはめると以下の通りとなります。

(※身近なトイレットペーパーホルダーを例として書かせて頂きました。)

 

軸利用・シャフトレス利用

 

◆軸利用タイプ ⇒ エアシャフト

◆シャフトレスタイプ ⇒ コアチャック

※どちらを選定するかは、機械装置次第です。

 

今回は、軸利用タイプとなる、エアシャフトの種類をご説明します。
色々な種類がありますが、今回は4種類ご紹介します。

◆ラグ式チューブタイプ

◆当社製エアシャフト(=エアカプセル)

◆リーフタイプ

◆エレメントタイプ

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◆  ラグ式チューブタイプ

 ラグシャフト

(上記写真は当社製です)
※現在修理のみの受付で、製作はしておりません。

上記のラグ式は、当社製品との比較として、
製品ページに「チューブタイプ」として記載しています。 

【構造】

:内部に、ゴムチューブが通っていて、
エアを入れるゴムが膨らむ。

 膨らむことにより、外側の部品(=ラグ)が突き出し、
コアを把持します。

ラグ 

 

コアに食い込むことにより、機械の力を伝えます。

※紙管との相性は良いですが、食い込む力を利用するため、
 コアの変形につながる可能性や、コアの削れにつながり、
発塵の問題も発生します。


また、強度はありますが、高重量の製品を扱う場合、
コアとのクリアランスに偏りがでて、ラグが均等に出ず、
一回転ごとに頂点位置がずれてしまい、偏芯につながってしまう
可能性があります。

 

 ◆  当社製エアーシャフト(=エアカプセル) 

 エアカプセル

当社製は、ラグではなく、
ウレタン製品(=当社での部品名「カプセル」)を使用しています。

【構造】

エアを入れることにより、カプセルが膨らみ、コアを把持します。

ウレタン製であること、またまたラグ式と違い、コアを全周で把持するため、
発塵やコアの変形も防ぐことが可能です。

また、ウレタン製のため、軽さ等のメリットもございます。
詳しくは製品ページをご覧下さい。

 

さぁ、続いて他のエアシャフトもご紹介していきます。
(他社製のため、写真の掲載ができず、申し訳ありません) 

◆ リーフタイプ:シャフト全体に板が取り付いていて、
  拡縮を行うことで、コアを把持する構造
 (薄肉紙管に対応可能!ただ、重量が重い、また偏芯してしまう問題がある)

◆ エレメントタイプ:内部ではなく、
  シャフトの外縁部のゴムが拡縮し、コアを把持する構造。
  (客先での修理が可能!ただ、パンクしやすい問題がある)  

 

また、メカニカルシャフトと呼ばれるシャフトもあります。

:特徴として、機械的な構造でコアを把持するため、振れが少なく、高精度です。
 側圧を利用するものであれば、エア不要のタイプもあります。

 *ハイメックス製メカニカルシャフト「エアフレックス

上記のように様々な種類のエアシャフトがあります。
どの製品を選定するかは、扱う原反(ロール)がどういうものかによって、
性能を重視するのか、コストを重視するかを選定します。

 

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